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2012/6/7 でるでないでられない

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 ある程度想定はしていたが、やはり個々に電話やらメールでおとといのブログの件を問われても、
 経緯を伝わるように説明するのは簡単ではない。
 
 とりあえず、”出る”ということに関して書いてみれば、
 できれば、なるべく遠く、たとえば渋谷に戻りたい気持ちもある。
 
 だが、それ以上に、田舎に戻ってからの5、6年で築き上げた下仁田ファームが軌道に乗っているだけに、
 投げだしてしまうのがもったいない。
 
 ということで、出るのは、近場だ。
 
 出る理由を、はしょって簡単に記してみれば、
 
 この5、6年、何度となく、老父と怒鳴り合いぶつかり合いながら話し合ってきた。
 (話し合いといっても、老父はいつでも自分の考え・言い訳に終始し、他人の考えを理解する回線が頭にない。
  だから解決・改善することもなく、老父はいつも野良仕事に逃げた。
  朝から晩まで働くことでわたしに対抗し、威厳にすがっていた)
 
 今回は、もう限界だった。
 第3者を交えて話し合ったりもしたが、
 結局は、お山の大将で生きてきた老父は自分の考えを譲ることなく、
 最後までわたしの言うことを理解することはなかった。
 (わたしは、親子という甘ったれた感情を一切抜きにし、ビジネスと割り切って、
  モーレツに農作業し、売り上げはもちろん、知名度・実績など、かなり「将来価値」のある農家にしたと
  思っている。だから、その辺に転がっている「親子喧嘩」と一緒にされるのにはうんざりしている)
 
 老父の脳みそが凝り固まって変わらないのならば、わたしが変わるしかない。
 中途半端のナアナアで終わるより、家を出ることで、
 親子の根底にある切っても切れないゆるい甘えのようなものをバッサリ断ち切り、
 幼少のころからずっとわたしのこころに巣くっている老父の呪縛に対しても、
 断ち切れる可能性がある。
 
 ということで、家を出ることにした。
 
 距離が大事なのだ。
 物事を客観的に見つめるのには、すこしでも渦の中心から離れ、外から集中することが大事なのだ。
 
 幸い、インターちかくに借りられそうな空き家があり、距離も申し分ない。
 この2日間は計画表やら予定表やらを書きだしたり、シミュレーションしたりして、
 頭や気持ちの準備をしていたが、肝心のその空き家を借りられるか聞いてもらったら、
 駄目だった・・・。
 
 
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Posted in キオクのキロク

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