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反対デモなく賛成デモなく・・

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 先日、トあるヒト (道の駅「しもにた」直売所でウチの野菜をよく買ってくれたり、
 下仁田の音楽イベントでご一緒したりしているヒト) からメールがきた。
   ~ 3月11日(日)高崎城址公園で脱原発のイベントがあります。
    (中略)
   私たちは、PAやったり,出店やったり、行進したり、歌ったり、てんてこまいです。
   てつだってくれたらうれしいし、私たちの出店場所で、いっしょに野菜売ってくれてもいいし、
   ただふらふらしてくれても、うれしいです。 ~
 という内容のものだったが、しばし迷った・・。
 
 わたしは北関東の農家であるから、原発東電くそばかやろう!
 という気持ちはおおいにある。
 だが、だからといって、全力で  「NO NUKES」  というわけではない。
 
 どうにも反原発のヒトと放射能ヒステリー *1 のヒトたちがダブってしまうのだ。
 (わけて考えるべきなのはわかっているが)
 
 脱原発には同調できるが、それじゃあってんでその手のイベントに行くとなると、
 放射能関連に過敏に反応して必要以上に不安をあおるヒトたちが頭にオーバーラップしてきて
 どうにも厭な気分におちいってしまう。
 
 (政府や東電の言っていることが信用できない、という彼ら(彼女ら)の言い分も十分理解できるが、
 政府の定めた基準値を大きく下回る数値の作物でも、北関東というだけで危ないと言われるのは、
 去年受けた農家の苦悩・ダメージを身を持って知る者として、少なからず抵抗がある)
 
 
 でも、結局のところ、出かけた。
 
 メールの最後の、“ただふらふらしてくれても、うれしいです。”
 の一文に、自分が去年やった  「下仁田ねぎぼうず園」  *2 での
 閑散とした状況時を重ね、思いだしてしまったからだ。
 
 田舎でイベントやってガラガラというのは、とても打ちのめされる。
 たとえ一人であっても、ヒト気があったほうが、いい。
 顔を出すだけでよろこんでくれるのなら、それでいい。
 
 日曜で、道の駅「しもにた」直売所のほうが忙しかったが、
 午後、ある程度切りをつけて車をダッシュで走らせた。
 が、なにぶんにも着くのが遅かったせいか、
 メールくれた本人とは会えずじまい・・・。
 
 いみねぇぇぇ~・・・・。
 
 せっかくだから、イベントの様子をパラパラ撮り (画像・上)、
 会場ステージ (画像・左下の矢印) 脇にフン反りかえるように立っている、
 高崎市役所庁舎のゴリッパさに、税金パワーのすごさをあらためて思い知ったりしていたら、
 道の駅 「しもにた」 から、「ネギが売れてなくなっちゃったんですけど・・・」
 という電話が入り、急ぎトンボ帰り。
 
 家に着き、作業所で下仁田葱の袋詰めをしていたら、
 今度は旧友から、「いま、道の駅にいるんだけどさ~」 という電話が入り、
 道の駅 「しもにた」 にスッ飛んで行くと、なにやら山のようにでかくて
 派手派手しい真っ黄色の車の横に旧友が立ってた。 (画像・右下)
 旧友は、ニヤニヤ顔で、「なに、去年は、放射能でまいっちゃったんだってぇー」
 と言った。
 彼はこのブログを見ているらしかった。
 
 *1 )ニューズウィーク・コラム、「放射能ヒステリー」が被災地の復興を阻害する
   http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2012/02/post-454.php
 
 *2 ) 「下仁田ねぎぼうず園」
   http://www.shimonitafarm.com/negibouzuen/negibozuen.htm
 
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Posted in 心中のつぶやき

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