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闇夜の泥棒ネギ

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 ひゃあー、下仁田ねぎドロボー!
 
 ってことではもちろんなく、
 陽がとっぷり暮れるまでコンニャク掘りをして、
 それから、朝掘って “風乾 *1” させておいた下仁田ねぎの引き上げ作業ってわけで、
 真っ暗なのです。
 
 せめて月でも出てれば月明かりの下での作業なのですが、
 この日はあいにく小雨がパラパラ落ちてきた。
 
           ◇
 
 すこし前、近所の街道沿いで下仁田葱を直売しているヒトの小屋のサッシが壊され、
 ネギだけ盗まれたという話を聞いた。
 
 わたしは以前から、このようなことを危惧していて、
 町ぐるみでなんらかの予防対策を考えるべきだと思っていた。
 
 たとえば “ネギ条例” のようなものを制定して防犯対策するとか・・。
 内容がよければ話題になり、町のPRになるだろうし・・。
 
 しかし、この町のエライサンたちは、町名のついたこのブランド特産品を、
 町の財産とはあまり思っていないようで、
 生産農家のわたしからすると、守られている感じがまったくしない。
 
 
 *1) 風乾;下仁田ねぎは生だと葉っぱが割れてしまうため、
    日中、天日にさらして葉っぱの中の水分をとばします。
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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