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ささやかな一揆

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 以前、『 E R 』 という 米ドラマを好んで観ていた。
 
 ドラマ内ではよく 黒人ドクターがささいな事象から、
 「差別だ」 「俺たち黒人を差別するのか」 というようなシーンがあった。
 
 わたしには過剰反応のように思えたが、
 黒人の苦しみは黒人になってみないとわからない、
 差別される側になったものじゃなきゃわからない、
 ということがわかった。
 
          ◇
 
 わたしは農家に生まれあらためて農家になった。
 農家になってみて、ネット等でみられる、「百姓」 *1 という言葉には敏感になってしまった *2。
 
 だから、先日の、十代をちょっと過ぎたばかりの若い女性サックス奏者の発言 *3、
 「百姓が可哀想だから被ばくしないといけないのか」
 に、(内容以前に) 不愉快な気分になった。
 
 農業は、人間の生命の維持に欠くことができない食料を生産する極めて重要な産業であるが、
 日本は今一度、食に苦しむ国になったほうが良いのでは、と思った。
 
 わたしの中の悪魔がつぶやく。
 「食糧難の時代になればいいのに!」
 
○おまけ; わたしの中の天使がささやいた以前の姉妹記事。
  2008/12/8 『未来を夢見ようとする力が、希望を生む。』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/47052313.html
 
【おまけの1曲】
 Shing02 – 一揆 Revolt
 http://www.youtube.com/watch?v=oo7PPN39L5E
 
*1) 「百姓」という呼称は、用法において当該の主体が用いる場合と、
  第三者が用いることには全く意味が違うことに留意すべきである。
  すなわち「俺たち百姓は…」という発話にはある種の誇りの意味合いさえ含まれるといって過言ではない。
  これに対し個々の農民に対して「百姓」と呼び捨てることは、強い蔑称の意味を含むことになる。
  ~ウィキペデアより。
 
*2) 2007/10/22 『食料難の時代が早くやってこないかな 』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/24133424.html
 
*3) サックス奏者・矢野沙織が発言を謝罪 
  福島物産展で「百姓が可哀想だから被ばくしないといけないのか」
  ソース;http://news.infoseek.co.jp/article/20111014jcast20112110049
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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