3、4日ほど前に、やっとこさ下仁田ネギの夏の植えなおし作業が終わり、どこか馴染みのないところへ、すこし遠出したくなって、おととい、中之条ビエンナーレに行ってきた。
中之条ビエンナーレとは、群馬県の中之条町で開催されるアートの祭典で、ビエンナーレは、鼻炎になあれ、ということではもちろんなく、2年に一回という意。
※くわしくは、【中之条ビエンナーレ2011】
http://nakanojo-biennale.com/index.html
http://nakanojo-biennale.com/index.html
画像、一番下のまんなかのPRフライヤーが、デザイン不毛の群馬においてとってもセンスを感じたのと (写真のチョイス、フォント、字間、色など)、アートで町おこし町づくりという現場を実際、この目で見ておきたかった。
町内6エリアに展示会場 (廃校校舎、古民家、商店街、酒蔵、材木置き場など) が43か所、参加アーティスト125人ということで、とても半日くらいじゃあ全部周りきれないので、今回は2~3エリア内をできるだけ見て周ることにした。
ひとつの展示会場で複数のアーティスト作品があったりするので、なにやら町中を宝探ししているような気分になる。(この辺の演出もうまい) 見つかったときの喜びもあるし、作品のクオリティもあるから飽きない。
アーティストたちが町に長期滞在し、風土に触れ町民と交流しながら作品をつくるためか、現代アート特有の難しい感じがあまりなく、適度なわかりやすさも良い。
中之条町に着いた始めのころ、総合受付 「tsumujiつむじ」 周辺を歩いて、さすが某政治家のお膝元、カネあるなーカネかかってんなぁー、という感想だったが、町のあちこちを周っているうちに、町全体から感じられる景観とかおもてなしの意識が、自分の暮らす周辺地域のそれにくらべて、レベルが格段上だなぁ・・と感じた。
わが下仁田町、あるいは隣の富岡辺りで、中之条町と同じ予算で同じことをやったとしたら、まちがいなく田舎くさくて垢ぬけないイベントになると思う。
中之条町は、右に 水上町 (谷川岳・スキーも)、左に 草津町 という全国区レベルの有名温泉地にはさまれ、町全体に危機感もあったのだろうが、中之条ビエンナーレで訪れてみて、とても良い町づくりをしているな、と思った。( “奥之院” というキャッチフレーズも良い)
中之条ビエンナーレ2011のプログラムの裏に何気に書いてあるコピーを書き出してみる。
~息づくもの、そこに新しく生まれるもの。~
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