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なるべく静観

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 先日、BSで映画 『チャイナタウン』 をやっていた。
 
 若いころ、1,2度観たことがあるが、話が混み入ってい過ぎて、
 内容よりもJ・ニコルソンの鼻がナイフで切りつけられるシーンしかキオクに残っていなかった。
 
 ただ、70年代ハリウッド映画のもつ空気感、色、雰囲気がすごく好きなので、
 改めて観直してみたのだった。
 
 で、今回、やっと入り組んだ話がわかった。
 
 ポランスキー監督作品は、2,3好きなものがあるが、
 この 『チャイナタウン』 が一番の傑作ではないか、と思った。
 
 ハッピーエンドではないエンディングのあの喪失感。
 ニコルソン扮する探偵の最後のセリフが、「なるべく静観」 だった。*1
 
 *1) チャイナタウンでは余計なことはしないほうが良い。
   なぜなら、事件の背後には必ず複雑な関係があるため、介入すると余計、事が悪化する。
   → なにもしないことが最良の選択。→ なるべく静観。
 ※渋み苦みのハードボイルド映画とジェリー・ゴールドスミスの甘美な音楽のコントラストも良い。
 
  Love Theme from Chinatown
  http://www.youtube.com/watch?v=TZ0FyBGVdu8&feature=related 
                ◇
 
 きのうは、今年11月に開催される 「すきや連@群馬」 の第2回打ち合わせを、
 15名ほどで前橋市の 「牛や清(ぎゅうやきよし)」 さんで行った。
 
 わたしは、下仁田ねぎ、コンニャク、町のこと、農業などの話になると熱くなってしまい、
 フレンドリーな空気をブチ壊してしまうことがしばしばあるので、
 その辺をわかっている進行役のヒトから、「みんなで仲良く、仲良くやりましょうね!」
 といわれていた。
 
 が、『チャイナタウン』 のように、「なるべく静観」 できなかった・・・。
 
 すこしだけだが、熱くなってしまった・・・。
 
 この辺が、自分の限界の原因なのもわかっているが、
 つくづく 「仲良し会」 みたいなものは不向きだなぁ・・・と思った。
 
 
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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