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もろもろの事情とモロッコ慕情

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 すこし前、東京の友人夫婦が下仁田にやってきた。
 
 雑誌に出てた宿の感じやホームページの写真がきれいだったから、と、
 下仁田町内の温泉宿に泊まった。
 
 わたしは、同じ町内でありながらその温泉宿をあまり知らなかったので、
 あくる日、感想を聞いてみた。
 
 「どうだった?」
 
 「あそこって家族経営なのかなぁ・・・。
 もう虫はいるし、お風呂も汚れていてるし、なんか不潔な感じだった・・・」
 と、スタイリスト *1 をやっている彼女のほうが浮かぬ顔で答えた。
 
 なんだかひどくガックリきた。
 別に、わたしのせいではないけど、申し訳ない気持ちになった。
 
 わたしは、東京の友人にも、
 わたしの住んでいる下仁田を好きになって欲しかった。
 
 だから、汚名挽回とばかりに、都会の人間がよろこびそうなところを案内したかった・・・ 。
 
 けど、ドシャ降りの雨だった――  *2 。
 
           ◇
 
 そんな彼女が、行きたいと言っていたのが、
 軽井沢の、「カフェ・ド・モロッコ」 だった。
 
 軽井沢は下仁田のトナリなので、このところいろいろ食べ歩いていた。
 「軽井沢なら、まかせておけ!」 なわたしだったが、
 「カフェ・ド・モロッコ」 、知らなかった・・・・。
 
           ◇
 
 で、先日、行ってきた。
 
 ヒト気のない森の中の一軒家で、貸し切り状態、
 周りに日本人および日本語が飛び交っていない中 (わたしら以外)、
 360度モロッコの店内でモロッコ料理を食べていると、
 否が応にもエキゾチック、幾度となく、日本じゃないような気分になった。
 
 さて、モロッコの首都といえば、カサブランカだ。
 わたしの好きな映画のひとつが、ボギーの 『カサブランカ』 だ。
 映画の 『カサブランカ』 はどちらかといえば男くさい映画だが、
 「カフェ・ドゥ・モロッコ」 は、オーナーシェフがわかい女性とあって、
 都会の女性がよろこびそうなところだ。
 
 東京の友人夫婦が懲りずに3度 (たび) 下仁田にやってきたら、
 ぜひ連れて行ってやろうと思った。
 
 でも出来たら、雨ではなく、アフリカのように暑い日がいい。
 
 【カフェ・ドゥ・モロッコ】
 ・初秋の高原でカサブランカな気分を
  http://runabout.air-nifty.com/hanare/2007/09/post_d3bf.html
 
 *1 ) チャット・モンチーやパフュームのナチュラル系のスタイリング、成海瑠子、井川遥etc
 
 *2 ) 田舎は風景が命だ。
   都会ではお目にかかれない自然の風景がすべてなので、田舎の雨と夜は見るべきところがない。
 
Posted in キオクのキロク

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