メニュー 閉じる

くさりかけの休息

 イメージ 1
 
 毎年、梅雨の今時期は、掘ったジャガイモを、
 なにかと世話になっている知人などに送るのだが、
 今年は喜々として送る気になれず、躊躇している。
 
 (とくに都内は同じ300キロ圏内だが、情報過多で敏感だから、悩むところだ)
 
 国の言う安全デマ、ネットに出回る危険デマ、
 東電の後出し発表以降、呑気な田舎では空気が読めなくなってしまった。
 
 野菜はいずれ腐ってしまうが、
 いまの自分の気分も腐り気味だ。
 
 湿った梅雨が明け、カラリ晴天がつづけば、
 いよいよ下仁田ねぎの夏の植えなおし作業が始まる。
 
 そうしたら、気も晴れるだろう。
 というより、暑さと肉体疲労で、細かいことなど気にしていられない。
 
 だから、梅雨よ、早く明けてくれ、
 という気持ちになるかといえば、ならない。
 
 腐り気味の気分でも、つかの間の休息は楽しみたい。
 
.
 
Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です