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不覚にも宇宙だと思った。

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 あなたの肋骨に
 指を引っ掛けて
 わたしは今日も
 眠ったふり
 とくんとくん 笑っているのはどちらかな?
 とくんとくん 笑っているのはどちらでも
 
 不覚にも宇宙だと思った
 
 枕元には
 小さなメモ帳
 朝 目が覚めたときに
 昨日見た夢を書き留めておくあなたの習慣
 ちょっとしたしたいたずら心
 こっそり覗いてみると
 ほれ見ろどれもこれも実にヘンテコで
 ヘンテコならヘンテコなほど
 わたしは何故か泣けてきて
 
 不覚にも宇宙だと思った
 
                                    不覚にも宇宙だと思った/竹原ピストル
 
        ◇
 
 以前、下仁田のオトナリ佐久の「YUSHI CAFE」*1にいったときに、
 併設されているギャラリーにハンドメイド風の詩集がポツンと置いてあって、
 なんとなく買ってみた。
 
 どういう人選かわからないが、12人のヒトの詩があり、
 とりわけ、竹原ピストルというヒトの「不覚にも宇宙だと思った」という詩が気に入った。
 
        ◇
 
 先日、渋谷を歩いていたら、“野見さん”とすれ違った。
 
 “野見さん”といえば、さいきん、DT松本映画「さや侍」主演している素人オジサンだが、
 例によって口元あたりをフグフグ上下させて歩いていた。
 
 まァ、1作目のときにこのブログで書いたけど *2、松本映画はもうコリゴリなので、
 見ることはないが、家にもどってネットニュースをボケーと見たら、
 
   <松本人志>観客からの質問にうっすら涙「才能ある人が認められないと……」
   まんたんウェブ 6月18日(土)21時40分配信
 
   公開中の映画「さや侍」について質問に答える討論会「ティーチイン」が18日、東京都内の映画館であり、
   監督でお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが登場。
   最後の河原のシーンで手紙を読む托鉢(たくはつ)僧役に歌手の竹原和生(竹原ピストル)さんを
   選んだ理由を聞かれた松本さんは「才能がある人が認められていないと……」と言葉を詰まらせ、
   「(認められていない)という思いが結構強くて、僕が何もしなくても彼は日の目を見ると思いますけど、
   ちょっとでも手助けできたら」と感極まった様子で目にうっすらと涙を浮かべた。
 なんだ、“竹原ピストル”というヒトは、素人ではなかったのか――。
 
 
 *1) ユーシ・カフェ
 http://www6.ocn.ne.jp/~yco/
 
 *2) 2007/6/17 大ニッポンジンですよ
 http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/9636664.html
 
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Posted in 音楽/言葉

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