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春モノと悪モノ

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 きょうなどは、絶好の行楽日和の日曜――ということで、
 春物の服でも着て、どこかに出かけたい気分だったが、
 
 農繁期の農家に、雨フリ以外ホリデーがあるわけはなく、
 例によって、下仁田ねぎの春の仮植作業でクタクタになった。
 
 ブログ、きょうも休もっかな~・・・、と思ったが、
 訪問者数をみたら、なんだか書かなきゃならないプレッシャーを感じた。
 
 だいたい昔から、日記というものが続いた試しがない。
 5度ほどチャレンヂしたが、すべて途中で面倒になってフェイドアウトした。
 
 なので、このブログ、われながらよく続いていると思う。
 
               ◇
 わたしは、寝る前、すぐに眠れるよう、本をちびりちびり (ホンの2ページくらい) 読むのだが、
 このあいだ開いた本 (日日雑記/武田百合子) に、
 毎日欠かさず日記をつけ続けている日記婆さんのことが書いてあって、
 ちょっと大げさかも知れないが、衝撃を受けたので、その部分を書き出してみる。(22頁)
 
  ~
  ある日。
  「テレビ三面記事」 という番組。――熊本県の田舎に泥棒がやってきた。
  それと気がついた村の人たちは何とか芝居をうって引きとめて捕まえようと、
  田んぼを見せたり、寄ってたかって世間話をきかせたり、泥棒の自慢話をきいたりして、
  時間を稼いで捕まえた。
  そのさい、一番早く見破って通報し、一番の手柄をたてたお婆さんが、
  何十年もの間、一日として欠かさず日記をつけ続けている日記婆さんであることがわかったので、
  テレビ局の人が見せて貰うと、「×月×日、クモリ、ワルモノガキタ」 とだけ書いてあった。
  お婆さんは毎日一行の日記をつけていた。
  村中がこぞっての大騒ぎがあった日の日記もこれだけだった――。
  ~
 
 自分も、日記婆さんにならって、日記を書くとする。
 
 「4月24日、ハレ、ハルモノヲキテデカケタイ」
 
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Posted in 心中のつぶやき

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