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たかくてひくい言葉

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 ずっと昔の小学生のころ、
 担任の教師がこう云った。
 
 「ヒトの嫌がることをすすんでやりなさい」
 
 わたしは便所掃除ももちろんしたが、
 茶目っけで女の子の嫌がること (スカートめくりか何かだったと思う) をした。
 
 わたしはその教師にこっぴどく叱られ、
 学校内にあった “日本間” に30分くらいひとりで正座させられた。
 
         ◇
 
 ブルーハーツのヒロトの “THE COATS” 時代の曲、
 『少年の詩』 の歌詞の一節に、
 
  先生たちは僕を 不安にするけど
  それほど大切な言葉はなかった
 
 というのがあるけど、
 
 以来わたしも、
 小、中、高校、大学の教師の言葉で
 こころに残っている大切な言葉はなかった。
 
 が、
 唯一、キオクの底に残っている言葉がある。
 
  『理想は高く 姿勢は低く』
 
 中学のときの卒業文集の寄せ書きかなにかに書かれた、
 担任の教師ではない、体育OR国語の先生の書いた言葉だが、
 言葉遊びのような、相反する言葉が気持ちの良いほどしっくり簡潔に納まっている。
 
         ◇
 
 先日の、「収穫祭・すき焼きフレンド大作戦 *1」 や、「下仁田ねぎぼうず園 *2」 造り、
 などで、やかましいほど元気な生徒を引率してくる地元の高校の先生が、
 『理想は高く 姿勢は低く』 を書いた先生の息子さんだ。
 
 たしかに、顔が同じ、だ。
 
 *1) 2010/12/13 『ぼろぼろのべろと胃と 』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/62366902.html
 
 *2) 下仁田ねぎぼうず園*日誌
  http://www.shimonitafarm.com/negibouzuen/shimonitanegibouzuen.note.html
 
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Posted in キオクのキロク

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