メニュー 閉じる

ぼろぼろのべろと胃と

 イメージ 1
 
 おとといの前の晩、飯を喰っていたら、
 
 ん・・・?!
 
 奥歯にイヤ~な違和感を感じ、
 おそるおそるベロでチェックしたら、
 
 あちゃあ・・・、
 
 奥歯の詰め物が取れたか、詰め物を支えている歯の一部が欠けたかしていて、
 内側の上のほうにポッカリ穴が開いていた。
 
 しかも、取れちまったか欠けちまったかの、奥歯の詰め物もしくは歯の一部は、
 すでに飲みこんでしまった後・・・。
 
 が、それよりも参ったのが、奥歯の残骸が鋭利な凶器のように、
 トゲトゲしてて、それがベロにあたって痛いのだ。
 
 ベロを動かさなければ、大丈夫なのだが、
 喋ったり、食べたりするとたまらない。
 
 喋るたんび、プチ舌噛み状態。
 喰うたんび、プチ舌噛み状態。
 
 血の味がしないから、切れてはいないが、
 傷だらけのベロになっていることは間違いない。
 
 こういう他人には伝わりづらい地味な痛みは、
 ひとり地味に痛みに耐えねばならないから、
 精神的にけっこうめげる・・。
 
       ◇
 
 で、あくる日 (先週の土曜) の昼は、
 地元・下仁田高校の生徒&高崎経済大学生との
 「すきやきフレンド大作戦」 というのに招待された。
 
 これは、先日、12/1 に収穫した下仁田ねぎ *1 や野菜などの地元食材を使った、
 生徒・学生らによる 「すき焼き」 をごちそうになる作戦だ。
 
 実(じつ)のある人間でありたいわたしとしては、大いに食べなければならない。
 美味い美味いと満面の笑顔で、“大作戦” のすき焼きを喰う必要があったのだが、
 なにしろ、口のなかには凶器があり、じっとしていられないMYベロが動くたび、
 ぎゃッ、ヒィーーッ となるのだ。
 
 で、こちらも作戦を立てた。
 
  食う → 痛い → 食う → 痛い → 食う → 痛い
  を、
  食う、食う、食う、食う → 痛い痛い痛い
 
 痛みを感じる前に食ってしまえばいい。
 
 がしかし――、作戦は無残にも失敗、
 痛くて連チャンでは食えなかった。
 
 でも、とりあえず食うしかないので、
 笑いながら (半分ひきつり笑い)、生徒たちのすき焼きを胃袋に押しこんだのだった・・。
 
  〈画像、左上;つくっている様子、右上;肉より野菜たっぷりのすき焼き、
       左下;ねぎぼうず園 *2 でもやかましかった女子2名 〉
 
           ◇
 
 で、その日の晩は、9月にやった野外音楽イベント *3 のメンバーから
 忘年会に誘われていたのだった。
 
  〈画像、左下〉
 
 田舎にもどってからというもの、新年会やら忘年会の類いは、
 東京の仲間からはラブコールをうけることはあっても、
 地元から声がかかることは、まずなかったから、
 誘いのメールがきたときは、感激した。
 
 が、元来、わたしは “とっつきにくい” 雰囲気があることだし、
 同年代の仲良しグループのなかに、年が一回りちかくはなれていることもあって、
 会話も弾まず徐々に孤立していった。
 
 こちらから話題をつくって話しかければよいのだが、
 疲労がたまっていて、しゃべくるのがおっくうになり、
 ますます孤立する。
 
 となると、食って間をもたす以外ない。
 
 だが、
 「すきやきフレンド大作戦」 で無理して食べたため、食欲ゼロ・・だし、
 ベロはあいかわらず痛いし・・・、でも食うしかないし・・・。
 
 なにかもう、食いもの地獄のような中、わたしはひとりぽつねんとしていた。
 
 
  *1) 2010/12/1 『下仁田葱の日記念・下仁田ねぎ掘り 』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/62285142.html
 
  *2) 2009/5/27 『女子高生と農業 』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/52627169.html
 
  *3) 『バイブレーション・テーブル』 Vibration table
  http://vibrationtable.web.fc2.com/
 
.
 
Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です