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スクラルファート

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 胃が痛い――、のです。
 
 体を酷使する職業だもんで、いっぱい喰わないと体がもたない。
 だから、暴食よろしく、喰い物を胃のなかに無理やり押し込む形になる。
 
 いっぱい喰えばいっぱい動けるような気分になり、
 目いっぱい仕事をするのだが、
 農作業というのは、大地との対面作業だから、屈み(かがみ)仕事が実に多い。
 腰を折り曲げ、膝と胃がくっつくような姿勢は、
 パンパンにふくれた胃を圧迫する。
 
 ということで、胃がキリキリ痛む。
 いっときなどは、スキルス性胃癌かと思ったくらい。
 
 胃薬を飲めよ、という話だが、
 買いに行っているヒマがないし、忙しくて買うことを忘れてしまう。
 
 で、たまに夜など町に出かけ、薬屋の前を通って、
 「あっ、胃薬だッ」
 と思いだし、引き返して買うことになる。
 
 たくさん種類のある胃薬のなかから、
 自分にフィットする効きそうなものをチョイスするわけだが、
 農作業がつづく限り、けっしてスッキリすることはなく、
 それでも、飲まないよりは飲んだ方がいくぶんいい。
 
 先日も、例によって胃薬コーナーでまだ飲んでいない胃薬をチョイスしてたら、
 トある胃薬箱もコトバが目に飛びこんできた。
 
 スクラルファート。
 
 いかにも、効きそうである。
 
 どの辺が?と云われても困るが、
 なにか胃がスクラム組んで、スペクタルな胃になるイメージが湧いたのだ。
 
 以来、その、スクラルファートを毎食後に飲みつづけている。
 
 別に、効き目がバッチリというわけではないが、
 スティック状の散剤が気に入っている。
 
 
 今、改めて薬の箱を見たら、
 食後や食間に飲むより、なるべく「就寝前」と書いてあった・・・。
 
 ・・・・う~む、どおりで――。
 
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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