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イラナイ見ねーしょん、

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 さて、12月といえば、イルミネーションである。
 さいきんでは、“イルミ” というらしい。
 
 わたしはその昔、原宿 (神宮前) に住んでた時期があって、
 ちょうど、表参道のイルミネーションの渋滞問題がボチボチ騒がれ始めの頃だったから、
 夜、そこを通って帰るときは、キレイ!だの、ステキ!だのというより、
 ゴミゴミした見物人の多さがウザッたかった。
    「無理やり電飾着せられた木に、うらやむ電信柱が電気をおくる」
 
    ぼくはこんなもの着たくない
    こんな電飾は趣味じゃない
    静かに春をまちたいだけなのに
    ストレスたまって光合成ができない
    地球の役にたっているはずなのに
    エネルギーのムダづかいに利用されている
 
    ぼくはうらやましくてうらめしい
    チンチラチカチカひかりかがやき
    はしゃぎすぎる街がまぶしい
    そんな電気を運んでいるのに
    人々のくらしに役だっているのに
    邪魔者あつかい無視されている存在
 
    眠りたい木々 光りたい電信柱
    それをビルの上からみている
    足をのばすことのできない木
 
         ◇
 
 眠らぬ東京から、まっくら闇な過疎の町に舞いもどったら、
 夜が悲しすぎてまいった。
 
 否が応にもゲーテ曰く 「もっと光を」 的な気分になり、
 たまに東京に戻れば、
 街燈に群がる虫やコンビニに集まるヤンキーのように、
 その夜の明るさだけで、「うひょ~!!」
 と笑っちゃうくらいテンションがあがった。
 
         ◇
 
 先日、過疎の町の山の中腹にイルミを発見した・・。
 
 なにか、スゴクもの悲しい気分になった・・、
 と同時に、
 電気のムダ使いを感じた・・・。
 
 ※画像は軽井沢ホテル・ブレストンコートの前のイルミネーション。
 
 
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Posted in キオクのキロク

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