やるせない入り口

　

 

　道ができれば、便利になるし、
　訪れてくれるヒトは当然、増えるだろうし、
　そうすれば過疎っている地域にも活気が出るし、
　人々の交流だって生まれるかも知れないし、
　一本の道の先には、希望や未来があると思うのだが、、

 

　ちょっと前 (というか ずいぶん前)、あたらしい農道ができたとき、
　その付近のおばさんからこんなセリフを聞き、正直、ぶったまげた。

 

　「 (新しい) 道ができて、治安が悪くなったらどうしようと思った」

 

　　　　　　　　　　　　◇

 

　画像は、下仁田 ＩＣ 入口付近にある、
　下仁田町の馬山地区・鎌田集落の入り口に描かれた、
　警棒で威嚇する警官とフライパンを振り上げて威嚇する主婦の漫画なのだが、

 

　田舎に戻った当初からの素朴な疑問、

 

　お出迎えの玄関に、このウエルカムな感じがまったくしない、
　おもてなしの精神と正反対の漫画はなんなのだ？

 

　が、ハッキリわかった。

 

　田舎の排他的な側面は、窮屈であり、やるせない。

 

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