嘘つき波止場と泣き曜日

　昭和レトロＥＰシリーズ *1、第３弾、というか、最終回。

　まず、左。

　「東京なんて何さ」ときたもんだ。
　あ～暗いな～。

　おまけにＢ面なんて「嘘つき波止場」だ。
　嘘つき墓場よりはましだが、
　それでも暗い。

　うつむき加減の真っ黒な少女、おなじく真っ黒な山から、
　丸く抜いてある銀座に出てきたものの、
　波止場でだまされ、「東京なんて何さ――」ということだろうか。
　うーむ・・・、暗いな～。

　松山恵子さんの横山ノック風の前髪カールが時代がかっている。

　そして、右。

　愛のプレゼント、「愛して愛して愛しちゃったのよ」ときたもんだ。

　で、
　ひっくり返して、Ｂ面が「泣き曜日」。

　つまり、愛しちゃったがフラレちまった、ということですな。

　まァ、そんなことはどうでもよくて、
　わたしがちょっとツッコミたいのが、顔にくらべて、

　ネクタイ細ッ！

　ということだ。

*1)バックナンバー

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