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テーマパークは愚の骨頂

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 観光・地域おこしのシンポジウム、パネルディスカッションは、
 前橋市や群馬県のものなどいくつか出席したが、
 先日(8/21)、佐久市で行われた佐久地域の観光シンポジウムが
 いちばん良かった。
 
 なにが良かったかというと、
 講師のひとりであった、JTB常務・清水氏の
 はっきりした物言いがとても清々しく心地よかった。
 
 たとえば、本日のタイトル、「テーマパークは愚の骨頂」 もそう。
 
 テレビなどでは当たり前に言われていることだが、
 こういった講演には、甘い汁を吸っている関係者などもいる可能性があるからか、
 強い言葉ではなく、やんわり、あたりさわりのない、トーンダウンしたあいまいな感じで
 表現されることが多い。
 
 結果、役所仕事のようなウスい内容で、あんまり感じるものがない。
 
 清水氏の話は、わたしの畑仕事の都合で、
 講演の最後の10分と、パネルディスカッションでの受けもち時間のみしか聞けなかったが、
 それでも暑さがブッ飛ぶほどスカッとした。
 
 なかでも印象に残っている話を簡単に記してみる。
 
  ― 広大なラベンダー畑風景で有名な富良野、
   そこに観光用の大観覧車を建設するという。
   バカじゃないのか!そんなもの5年で廃墟ですよ ―
 
 だれもがバカじゃあないかと思うが、田舎だとホントよくある話。
 考え足らずなのか風景をブチ壊すような箱物の類いを平気でつくってしまう。
 
 その他、短い時間内でいくつか書きとめたものをキロクしておく。
 
  都会にあるものは要らない
  くだらない箱モノは要らない
 
  田舎の人は排他的、足の引っぱり合い
 
  顔が見えないと観光ではない
  ヒトとのふれあい
  都会のヒトは地元の農家と話したい
 
  セカンドライフの人はエキスパート
  迎えいれる側はそのエキスパライズを利用する
 
  ヒトを呼ぶのは行政では無理 →そういう仕組みになっていない
  だから、住民が立ちあがらないとダメ
  旅行者や世の中は変化している →住民の意識変化が必要
 
  他人事ではなく、自分も参加する
  受け身では楽しめない
 
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Posted in キオクのキロク

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