只今ハヤリの坂本龍馬だが、
生前、彼は署名などする際、自分の名前の “龍” の字を書くのがメンドクセーってことで、
たびたび “良馬” と書いたそうな。
生前、彼は署名などする際、自分の名前の “龍” の字を書くのがメンドクセーってことで、
たびたび “良馬” と書いたそうな。
わたしは、彼の、この 「読めればいい」、という合理的なエピードが好きだった。
わたし自身も、自分の苗字を構成する一文字を、
戸籍上は “澤” だが書くのがメンドーなので、ほとんど “沢” で通している。
戸籍上は “澤” だが書くのがメンドーなので、ほとんど “沢” で通している。
しかし、世の中には書くのがメンドーな字を好むヒトがいる。
むかしの友人で、『広○』 という苗字の人物がいたが、
彼の名刺は、シッカリ 『廣○』 だった。
彼の名刺は、シッカリ 『廣○』 だった。
理由を尋ねたところ、
「廣○のほうが正式なんだから、当たり前だろ」
と言った。
「廣○のほうが正式なんだから、当たり前だろ」
と言った。
がしかし、彼は、自分の下の名を、
正式の読みである訓読みではなく、
芸能人のように音読みで通していた。(名刺も)
正式の読みである訓読みではなく、
芸能人のように音読みで通していた。(名刺も)
(例;作家の町田康のように。やすし→コウ)
そんなこともあって、わたしの中では、
難しい漢字を使いたがる人=なんだかなーのヒト
という印象だ。
難しい漢字を使いたがる人=なんだかなーのヒト
という印象だ。
先日、車を走らせていたら、
トラックの顔で言ったらオデコの部分に、
『群馬縣』 と書いてあった。
トラックの顔で言ったらオデコの部分に、
『群馬縣』 と書いてあった。
なぜ県ではなく、 “縣” なのか――、
ちょっと、ナゾであり、疑問に思った。
ちょっと、ナゾであり、疑問に思った。
単に古くさいのが好きというのなら、
群馬県の江戸時代の呼び方である、上野國 (こうづけのくに。または上州)
でいいじゃないか、と思う。
群馬県の江戸時代の呼び方である、上野國 (こうづけのくに。または上州)
でいいじゃないか、と思う。
というか、県単位のちっちゃいカテゴリーではなく、
どうせならもっと大きく、日本國とか、地球號とか、
そんなビッグなやつじゃあ駄目なのか、とも思う。
どうせならもっと大きく、日本國とか、地球號とか、
そんなビッグなやつじゃあ駄目なのか、とも思う。
でもって、やっぱり、なんだかなーと思った。
※画像は、トある掲示板で見つけた群馬県画像。
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