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密集と過疎の淋しさ

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 むかし、東京のころ、
 仕事を終え、家に戻り、ポストを開け、なかに放りこまれている、
 
  風俗のちいさいチラシ、
  裏ビデオの販売のチープなチラシ、
  ピザ屋のメニュー、
  不用品&引越しセンター、
  美容室の割引、
  探偵調査チラシ・・・、
 
 などの不要な紙メディアをゴッソリ
 ゴミ箱に投げいれるのが日課だった。
 
 が、いなかに戻ったら、
 (大都市生活者には信じられないかもしれないが、)
 ポストには郵便物と新聞くらいしか入っていない。
 
 かつては、うっとうしく思っていたチラシ類だが、
 無きゃあ無いでちょっと淋しい・・・。
 
         ◇
 
 先日、下仁田町の西の外れにあるコンビニに行って驚いた。
 
 コピー機の横に、なんと野菜の種コーナーが1ラック、普通に置いてあったのだ。
 
 まァ、野菜の種のラックそれ自体は、
 田舎だといろんなとこで目にするので珍しいものではないのだが、
 それがコンビニに置いてあるという違和感を感じるまで、
 少々時間がかかったことがショックだった。
 
 それだけ田舎になじんだということだが、
 その分、自分の中の都会の要素が薄まったということだ。
 
 もう何年かして上京したとき、
 野菜の種のラックがない東京のコンビニに
 なにか淋しい気持ちをおぼえてしまうのだろうか・・・。
 
 
 
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Posted in キオクのキロク

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