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だれも知らない私の密かなサービス精神

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 上・画像でおわかりの通り、
 トラクターは大地の上にいるのがお似合いだし、クールである。
 
 なんというか、どっしり300万の重みが感じられる。
 
 ところがだ、これがアスファルトの上、
 つまり、路上を走るとなると、¥30円くらいに値下がってしまう。
 
 2t車くらい楽に引っ張れる馬力はあるのに、
 スピードがあんまり出ないのだ。
 
 目いっぱいフカして、ドでかいエンジン音をガ鳴らせても、
 すぐに後ろに車が貯まる。
 
 ヒョイヒョイ追い抜いてくれりゃ気が楽なのだが、
 バカでかいトラックとか、軽に乗ってるような若い女性ドライバーあたりだと
 そうもいかないことが多い。
 
 こっちにしたって、後ろでイライラ運転されるのはヤだ。
 
 だから、なるべく交通量の多い国道ではなく、
 多少遠回りになっても旧道などを走るようにしている。
 
 がしかし――
 今日のような、土日の朝とかは、あえて大通りを走る、
 というか、走ってやる。
 
 なぜに? と疑問に思うかもしれないが、
 これは、わたしなりのサービスなのだ。
 
 行楽日和の休日は、
 埼玉など県外のナンバーをつけた車がいっぱいやって来る。
 
 彼らの住む都市部の町中で、
 走るトラクターの姿などまずお目にかかることはない。
 
 だからわたしは、彼らに、「あ~イナカにきたなぁ~」
 という実感をあじわってもらうべく、トラクターを走らせるのだ。
 けさも通り道に面した 「道の駅しもにた」 駐車場には、
 オフ会であろうツーリングのバイカーがたくさん居た。
 
 
 わたしは、こころのなかで、「ウエルカム・トゥ・イナカ」
 とつぶやきながら、爆音をひびかせ、トラクターを走らせた。
 
 
 
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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