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画像の、小ぶりのヤシの実のようなのは、「とうのいも」。
「さといも」 の親戚みたいなもので、
葉っぱとか植物の形状は 「さといも」 とほぼ同じですが、
食べ物の部分は、里芋が親芋でなく子芋を食べるのに対し、
とうのいもは親芋を食べます。
食感は、里芋がシットリ系に対し、とうのいもはホクホク系です。
「ヤツガシラ」 に似た感じで、
こちら下仁田周辺では、雑煮や煮しめ汁におもに使用します。
また、子芋も 「飛び出し芋」 として食べますし、
茎の部分は、「芋がら」 として味わえる一石三鳥な芋なのです。
そんなすぐれものの芋ですが、都会のヒトにはまったく知られていません。
知る知らないで話をつなげてみれば、
ずぅーと、とうのいもは 「唐の芋」 だと思っていましたが、
さいきんになって、“とうのいも=頭の芋”、だということを知りました。
※頭の芋を味わってみたい方、
下仁田ファームの季節の野菜セットで食べられま~す。(芋がら付き)
http://www.shimonitafarm.com
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