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たとえば、この看板、
いつ行っても 「申し訳ありません」 と謝っています。
良心的で低姿勢なフリをしていますが、
実は、ネットの掲示版等でいうところの “釣り” です。
つまり、
全国的に有名な 『おぎのや/峠の釜めし』 をエサに
お客を釣っているワケです。
業者というのは、親切そうなその表面をひと皮めくると、
そりゃあもう、したたかなのです。
◇
すこし、自慢話をしてみれば、
わたしは作物を自分の手で作るように、
自分でホームページ *1) を作りました。
通常の農家の手づくりホームページとはちがうように、
したたかな業者とはちがうホームページに、
ということを心がけて作りました。
おかげさまで、ずいぶんホームページについて
おホメのメールをいただきました。
試行錯誤しながら、ときにはマウスを放り投げたくなりながら作ったホームページなので、
それを簡単にマネされたらやっぱりおもしろくはありません。
しかも農家の方ならまだしも、業者が・・・。
わたしはその業者とはちがう見え方、
ちがった下仁田葱の情報を考えてホームページを作ったのに、
その業者はわたしのホームページをよく研究されているようで、
自分のところの足らないネギ情報、
フォント (書体) にいたってはまったく一緒・・・。
なんだかとても残念な気持ちです。
◇
野菜は安いです。
高いといわれる下仁田葱だって、普通の野菜のように3、4か月で収穫できるわけではなく、
1年以上かかって販売期間は2カ月ほどなので、格安です。
そんな安い農家の生活ですが、
消費者は直接農家から買うことで農家の生活を支えることができます。
もちろん、農家は消費者の食生活を直接支えます。
こういった農家と消費者の関係が多くなれば、
日本の農業や自給率、すこしは明るくなるハズです。
すこし気づくだけで、すこし意識するだけで、
すくわれる農家が皆さまのちかくに必ずいます。
*1) 下仁田ファーム・ホームページ
http://www.shimonitafarm.com/
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