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先日、
指紋大のでっかい カサブタ が取れました。
どういうわけか、
でっかいカサブタには、魅力つぅーか魔力のようなものがあって、
かんたんにポイッと捨てられません。
カサブタ っていったら、
体から出た カスつぅーか ゴミつぅーか、
赤血球だかなんだかの塊ですから、
トラック野郎が下仁田の道にゴミをポイと捨てるように、
あるいは、色男が女をポイポイ捨てるように、
ポイッとゴミ箱に放りこめばよいのです。
が、
そんなアッサリ捨てられません。
なんかいとおしいような、
ちょいとしたお宝のような、
ビーフジャーキーのようだから無理すりゃ食べられそうな気もするし、
というより、意外とパリパリして珍味なような気すらします。
しばし、机の上に置いて、芸術品でも鑑賞するかのように眺め、
翌朝、鬼畜生な男が吐きそうなセリフ、「このメス豚め!」 風に、
「このカサブタめ!」 と吐き捨てるようにゴミ箱に投げ入れました、
というのは冗談で、指先で半分に折り曲げる感触を楽しんでから、
ハナクソでも丸めるようにポイッと捨てました。
というのも、
ガーゼの下の まだ治っていないキズの周辺に、
「お楽しみはまだまだこれからだぜ!」
とばかりに、大きなカサブタがあるからでした。
で、おととい、
キズの診察で病院に行ったのですが、
担当医は、キズが深いため、未だふさがっていないキズ口の周辺の
でかいカサブタをピンセットで突きながら、
「これは皮膚にならないカサブタだから取っちゃいましょう」
と云って、MYカサブタを、
ピンセットとハサミで取ってしまったのでした・・・。
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