血算、生化学、酸素飽和度、滅菌グローブ、エピを投与、アチバンを5ミリ、チアノーゼ、ドパミン、ヘマトは減少、バイタルは正常・・・、『ER 緊急救命室』 *1 という米国産・医療ドラマを10年くらいずぅーと観つづけているため、上記のような医療専門用語がふつうにポンポン出てきます。
*1) ER (Emergency Room)
現在は、NHK総合でシーズン12、BSはシーズン13を放映。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/er12/index.html
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先日、わたしは、夕暮れ時の山の上の畑で一人で作業中、あやまって耕運機のロータリーに左脚を巻きまこれ、ロータリーの爪 (刃) が突き刺さって、身動きが取れなくなりました。
そのとき、自分でも意外なほど冷静でいられた要因のひとつが、上記の 『ER 』 効果です。
ドラマの中の起こったさまざまな事故やケガ、救助などのシーンが記憶のなかに蓄積されているため、すぐさま、麦わら帽を取り、あたまに巻いていたバンダナを、左大腿部にしばりつけました。
そうして、出血の具合や、足の指先の感覚があるのを確認して、急所ははずしてるな、とすこし安堵しました。
とはいっても、刃が自分の脚に突き刺さっているという現実が、実際の痛みよりも、頭のなかで大きく膨らみ、すると、しだいに緊張が高ぶり、震えが止まらなくなりましたが・・・。
あとはもう、ほとんどドラマのまんまでした。
「1、2、3」 でタンカからタンカへ移動し、ドクター・ヘリでの搬送では、酸素と騒音防止のヘッドフォンを装着され、緊急外来 (ER) で、着ていた服をハサミで切られ・・・・etc。
その、長い間、もれなく観いていた 『ER 』 ですが、入院中の放送分のは、トーゼン、観られませんでした・・。
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で、きのうは、録画しておいた土曜深夜の放送分、『ER 12』 21話 (#266) を観ました。
自分と重なる、印象に残ったセリフがあったので、ちょっと書き出してみます。
「俺は激情型なんだ。名医の条件だろ?どこかで脱線しないと、自分のペースを保てないんだ」
~ Dr.クレメンテのセリフ
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さて、ながなが書いた 『ER 緊急救命室』 ですが、実をいえば、いま現在、同じ米国産・医療ドラマでも、あす火曜深夜の放送の、『ドクター・ハウス』 *2 のほうに軽くハマッてます。
*2) 『ドクター・ハウス』 (日本テレビで放映)
http://www.ntv.co.jp/dr.house/
主人公であるハウス医師のヒネクレ加減が、ヘソ曲がりのわたしにひっかかり、目下、唯一、お楽しみな番組となっています。
画像 (左下) でおわかりの通り、ドクター・ハウス氏は、右脚が悪く、杖をついています。
わたしも、脚こそ左ですが、只今、松葉杖をついています。
わたしが、しぶい表情で、松葉杖をついていたら、それは、たぶん、ドクター・ハウスの影響なのです。
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