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渋谷でアパレル業のころ、
よく 「とらばーゆ」 などに パタンナーの求人広告を出しました。
それなりにおカネをかけて募集する以上、
それなりのスキルを持ったヒトに響くよう、
会社の紹介文にはずいぶん頭をひねりました。
ざっと覚えている文句を書きだしてみると、
~トレンドを重視したミニマルなデザイン・・・、
大人のレディース・カジュアル・・・・、
パルコなど全国のセレクトショップで展開中~
会社の規模・条件でジャッヂしないヒトに届くようなコトバを、
限られた文字数のなかに 願いをこめて散りばめたものでした。
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おととい、
ジョブカフェぐんま (群馬県若者就職支援センター) 主催の、
農業法人・農業経営者向け求人セミナーにでかけました。
農業をめぐる雇用環境や、若者の就職観といった
興味深い話をたくさん聞けました。
そのなかで、“求人における留意点” という項目があり、
配布されたレジュメも兼ねた資料に、
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7.「若者」を理解していない
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○若者が就職を決める決定打は?
和魂洋才を経営理念とし、時代の流れに応じて、お客様の要望にあわせ、
社員一人一人が成長し、変わっていく事を徹底しております。
あいさつと、笑顔と、ありがとうが溢れる職場作りをモットーとしております。
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と、どっかの会社の自社紹介文が
サンプルとして載せてあるのが目に付きました。
(ハァ・・・、なんて凡庸な文だろう・・・。
当たり障りのない、いかにもなコトバを並べただけの八方美人な文は、
結局、ポイントがボヤけて印象も薄っぺらになってしまうんだよなぁ・・・。
これじゃあ、若者を理解していない、っていわれるハズだ・・・)
と思っていたら、そのあとスグに講師の方が、
「この文章に惹かれる若者が多いんです」 と言ったのでした――。
(えっー?! うそ~ん・・・・。
若者を理解していないのは、おれのほうだったの・・・?!
う~む・・・)
※どうやら、イマドキの若者は、“仕事を通して、成長したい、変わりたい” らしいっス。
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