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むかしの議員は、
世のため 人のために、家屋敷など私財を投げうって、
結果、井戸と塀しか残らなかった。
そのため、“井戸塀” と呼ばれたそうです。
だから、地域の人びとからたいへん尊敬されていたそうです。
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わたしたちは、下仁田町を訪れてくれるヒトに
下仁田の景観を楽しんでもらえれば、と、
渓谷を覆い隠している国道沿いの竹林を伐りはじめました。
みんなの税金から、植物の苗を買ったり、活動費をいただいたりすることなく、
この地にあるもので、自分たちの手ではじめました。
その 竹の無法地帯だった土手も、
ようやく、残すとこ 三分の一 程度となりました。
上画像は、5月31日に撮ったもの。
画像の左に渓谷に降りる階段が見えますが、
初日は、この遊歩道周辺の竹ヤブから整理しました。
真ん中あたりのウス茶色は片づけきれていない伐採した竹の山。
距離感がわかりづらいですが、国道沿いの電柱だと、
およそ電信柱2ブロック分ってとこでしょうか。
世が幕末京都で、竹がヒトならば、
わたしゃ、“人斬りネギ野郎” の異名で通ったことでしょう。
右の腕が左より、太くなりました。
作業中、うれしかったのは、さっそく効果があらわれたことです。
下仁田周辺の風情が気に入っているという、川崎市の男性が
たまたま通りかかり、ミニ渓谷を見に降りてきてくれました。
わたしたちは、
全部伐り終えたら、この場所 (はねこし峡) が、
都会のヒトが好む、観光地化していない、自然の川べりの癒しスポット、
または、下仁田バーベキュー・スポットになればいいなぁ、
と話しました。
そんなスポットになるためには、車・バイクを容易に停められる場所がマストです。
運よく、「はねこし峡」 におりる遊歩道入口には、
現在は廃屋となっているかつての飲食店の駐車場があります。
さらに、この駐車場の所有者は、町会議員とのこと。
わたしは、町会議員が キレイになった 「はねこし峡」 をみて、
駐車場を開放してくれるんじゃあないか、淡い期待をいだいていました。
が、
下画像でおわかりの通り、伐り終わりが見えはじめた矢先、
タイガーロープをはられ、完全な “通せんぼ” になってました。
う~む・・・、残念――。
※以前は、工事現場などによくある、陸上のハードルのような
立ち入り禁止のアレが2つほどおいてありました。
町営駐車場もあるのですが、この駐車場のトナリにあるので、
運転中だと非常にわかりづらいのです。
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