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下仁田といえば、下仁田ねぎとコンニャク、
つまり、農業と食品加工業が有名ですが、
実は、林業も盛んです。
といっても、皆さんご存知の通り、
わが農業と同様、生産拠点を人件費のやっすい国に移す、
といった離れワザはできないので、当然、
輸入木材業者のあつかう、やっすい輸入木材に押され、
巷の昨年末よりはじまった大不況より、はるか以前から
不況を味わっている職種のひとつです。
もともとわたしは木がスキっていうのと、
地元の友人が材木屋っていうことで、
下仁田杉・下仁田ヒノキも、
下仁田ねぎ・下仁田コンニャクのようにアピールできたらなぁ、
という気持がこころの隅っこにあります。
そんなことから、先日、軽井沢の図書館におかれたチラシ紙・
『暮らしの中の木の椅子展』 (画像・左) に目が留まったのです。
さっそく友人にチラシ紙を見せて、
なにか得るものがあるだろうから見に行こう、
とハッパをかけました。
ところが、その友人はわたしとちがい、
幅広くヒト付き合いしているため来客が多く、
本業よりもそっちのほうが忙しい男なので、
いつ頃行けそうなのかはっきりしない。
わたしはわたしで、思いついたらとっとと行動を起こしたい。
で、きのう、農作業のポッカリあいた貴重な合間に、
ええい、行っちゃえ、行っちゃえ、
とばかりにひとり車を走らせたのでした。
展示場所は、下仁田町の南西に位置する
長野県は小海町・高原美術館。
車をスッ飛ばして1時間チョイかかった、その美術館は、
建築家・安藤忠雄氏設計によるスマートな外観もさることながら、
残雪が青く光る八ヶ岳の山々が目の前に拡がる素晴らしいロケーションに立地していて、
否が応でもテンションがあがりまくり、勇んでエントランスに向かいました。(画像・右)
あれェ・・・?
自動ドアのむこうに看板が立っていました。
そこには、『休館日 火曜日』
と書いてあったのでした――。
えーーーッ、うそぉ~ん・・・・・・。
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