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イナカで、農業というアウトドアなビジネスをしていると、
たまに都会のヒトから、「やっぱり地球温暖化を感じますか?」
などという、いかにも自然とかけ離れている都会人的な質問をされます。
また、
自然の流れのなかで、露地栽培をしているものからすると、
都市部にすむヒトは、「ハウス栽培の野菜の方がクリーン」
というイメージを持たれているような気がします。
わたしが露地栽培にこだわり、ハウス栽培を嫌う最大の理由は、
“季節感の破壊” です。
季節という大きな自然の流れに逆らって栽培された反自然野菜は、
野菜自身にしてみれば、夏だと思って成長したら冬だった・・
という詐欺にあったような感じではないでしょうか。
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先日、農業研修で群馬県畜産試験場へいったとき、
『土づくりで、地球温暖化防止に貢献できる、
畑は、二酸化炭素を吸収する森林と同じように、
掘りかえすことによって土中に炭素をためることができる』
ということを知り、たいへん感激しました。
*もっと知りたいヒトはコチラをどうぞ。
「土壌炭素を増やす農地管理が温暖化を緩和する」
http://www.niaes.affrc.go.jp/magazine/pdf/mgzn09801(3).pdf
地球温暖化防止に貢献する農地土壌の役割について 平成20年3月農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/pdf/nochi_dozyo.pdf
エコ とか ロハス とか 食育 とか というコトバに敏感な都会の皆さん、
加温で環境に負荷をかけているハウス栽培の野菜より、
どうせなら、地球温暖化防止に貢献している露地栽培の野菜をどーぞ。
※ なお、地球温暖化についてのわたしの愚考はコチラ。
2008/3/28 『 地球に削られる鉄の爪と ツメの甘い話 』
http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/35409598.html
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