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食のよき伝統は、無知な人間によって途絶える

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         【下仁田葱における、根つき・土つき・枯れっ葉つき編】

         下仁田葱は、その昔、江戸時代より、
         冬場の貴重な保存食として食べられてきました。

         下仁田葱の会の下仁田ネギが、
         “根付き・土付き・枯れっ葉付き” なのは、そのほうが長持ちするからなのです。

         国内最高級の下仁田葱の会の下仁田ネギを、
         ゆっくりご賞味いただけるよう、
         なるべく自然にちかい形でお届けしているのです。

         そうすることで、風味変わらぬまま、2ヶ月くらい保存できるのです。

         (ちょうど、白くむいた玉ネギと 赤茶色の皮付き玉ネギとの
          長持ち比較した場合と おなじことです)

                  ◇

         先日、『道の駅・しもにた』 の直売所で、
         下仁田ネギの枯れっ葉付きが禁止になってしまいました。
         (箱売りのみ。束売りはOK)

         理由は、お買い上げのお客さまから、
         箱の中に ゴミ が入っていた、という クレームの電話があったためです。

         で、
         その 「ゴミ」 とは、ネギの枯れっ葉 のことです。

         なんでも、「食べられないものを箱に入れるな!」 とのことらしいです。

         (前出の玉葱の皮とか、魚における頭や骨なども 同様に考えるのでしょうか)

         なんとも残念なことではありますが、
         こうしてまたひとつ、食のよき伝統が、無知な人間によって途絶えてゆくのです。

        ※『食育』 なんてコトバは、遠いところでもてはやされているだけで、
         実際、現場では、こんなもんです。

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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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