.
さいきん、“豊作貧乏” という言葉を知りました。
どうやら今冬の下仁田ネギはそっち気味らしいのです。
もっとも――、
伝統の栽培方法にこだわる国内最高級・下仁田葱の会の下仁田ネギは、
市場に出回る中身がスカスカの、目方売りの 相場物の下仁田ネギとちがい、
毎年、お歳暮で使ってくれる顧客様が困らぬよう、
豊作でも不作でも 値段は変わりません。
「さばけるンかい?」
さいきん、よく他の農家のヒトに そう心配されます。
わたしンところは、小作りの農家とちがい、
地域でもっとも作付けの多い農家のひとつだからです。
(下仁田葱の会・以外の、手抜き栽培のネギ農家は除く)
「やっとこ、ネギが終わったい」 (終わったい=終わったよ)
「おぉ~、そ~かい、終わったかい。そりゃあ、よかったのう!」
もうそろそろ、そんな会話があっちこっちから聞こえてくるはずです。
通常のビジネス感覚でいえば、
売り物の商品が終わっちまったら 売り上げもストップとなるので、
ぜんぜんいいわけは ないのですが、
地域全体に、下仁田ネギはお歳暮時期の12月、
というようなイメージが染みついているので、
年が明けた途端、余剰在庫の困りモンに様変わりしてしまい、
上記のような会話となるのです。
下仁田ファームには、まだいくつもの広い畑にネギがたっぷりあります。
ネギというモノがある以上、おカネになる可能性もあるワケで、
アセる必要も ビビる必要もないのですが、
不安を駆りたてるような不景気報道やら、
市場に氾濫する格下の相場物の下仁田ネギのことなどを考えると、
シリに火をつけられるというか、ちょっとプレッシャーを感じたりします。
ということで、
わたしの心境およびこの状況を、おわかりいただけた方、
ネギのおかわり、待っています!
どうぞ遠慮なさらずに、おかわりプリーズ!
おかわり先はコチラ。
下仁田ファーム・お買い物ページ;http://www.shimonitafarm.com/onlineshopping.htm
.