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そこそこロマンス

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          「a vacancy」

          あなたの目玉の裏側にすべりこみ
          あなたの水晶体に目をうばわれ
          あなたの視点をたのしみながら
          あなたの見る世界をともにすごす

          あなたの耳のホラアナにもぐりこみ
          あなたのカタツムリ管にこしかけて
          あなたの内なる言葉に共鳴しながら
          あなたの脳にむかってそっと伝えます

          わたしは自分をカラにします
          心にひとつ空席を用意します
          あなたを迎える空席をひとつ

                 ◇

        先日、このブログをたまにチェックしているという
        同級生から、「ロマンチストだよね~」 と云われました。

        以前にも、ある意味、わたし以上にわたしを知る友人が、
        わたしの文章を読み、「ロマンチストっすね~」 って云われました。

        わたしは、どうやりくりしたって青年とはいえない堂々たる中年なのです。

        だから、「ロマンチストっすね~」 って云われても、
        夢見る乙女ではないので、リアクションに困るのです。

        たとえば、白を基調とした小さなカフェーで、
        女の子たちがタルトを突っつきながらくっちゃべってるその横で、
        中年男がひとり苺ショートをぺろぺろ食っていたら、
        ちょっと気持ワリィでしょう。

        あれとおんなじで、
        「ああ、おれはロマンの男だよ」 といっても、「いやぁぁ・・・」 とモジモジしても、
        どっちにしたって、キモチわるい感じは拭えないのです。

        ★冒頭の詩は、在京のころ、賞金目当てに (作詞大賞だかなんだか。忘れた)、
         あえて甘口青春風に書いたので、決して素で書いたものではありません。

         でもまァ――、
         自分でもそこそこロマンチストだという自覚はあります・・。
         星空とかながめるのとかキライじゃないですし。
 

         ついでに、ロマンチストつぅーことで思いついたのを貼っときます。

         SHING02-星の王子様
         http://jp.youtube.com/watch?v=Md-uOnijR4I

         THE STALIN – ロマンチスト (Romanticist)
         http://jp.youtube.com/watch?v=InnfSNbWYM4

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Posted in 音楽/言葉

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