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しばる知恵より、サル知恵しぼれ

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        なにがキライかってぇ、ゴミのポイ捨てが嫌いなのです。

        なかでも、道路っ端に、ふくれた風船ガムのように転がっている
        シロとかウス茶色のコンビニ袋ゴミが嫌いなのです。

        中身は、おそらく弁当と飲み物のカス (空き容器) なんでしょうが、
        わたしは、あの、袋の口を縛ってあるのが、どうにも解せないのです。

        たとえば、縛っていなくて中身の食いカスが道路に散乱していたら、
        袋の口同様、あいた口がふさがらない、というか、
        「あ~コイツ (ぽい捨てた犯人) は、縛るという知恵も、縛れる指先も発達していない、
        下等動物のようなオトナなんだな。サル以下じゃあ、しょうがねぇーか」
        と妙な感じにナットクし、余分な怒りをスルーできるのです。

        が、
        縛ってあるヤツは、いけません。ありゃスルーできません。

        たとえ、
        ゴキゲンな曲でドライブしていたって、ホンの一瞬で、あ~ぁ、
        てな具合にフキゲン・モードというか、ゴキゲンがナナメになってしまいます。

        どうして、
        縛る知恵も、縛れる指先もあるのに、
        ゴミを捨てるな! という看板もあるのに、
        ポイポイポイポイ捨ててしまうんでしょうか。

        やっぱり、
        サル程度はそこまでが限界なんでしょうか。

        それとも、
        ほうぼうに小便たれて、自分の存在を誇示しようとする、
        イヌのマーキングと一緒、と思えばいいんでしょうか。

        ん?
        ひょっとして、
        縛ってあるのは、サル程度の者なりの、
        「中身が散乱して道路が汚れないよう、ちゃんと縛って捨てよう」
        という、ちいさな親切・・・、ってこと?

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Posted in 心中のつぶやき

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