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(きのうのつづき)
とりあえず、腹の中でくすぶっている怒りを鎮めるため、
買ったばかりの、約200円のフリスクを一粒、口に放りこみ、
車を発車させました。
が、一粒くらいのスースーじゃあ、気分爽快となるわけでもなく、
むしろ、なんであのコンビニには、約100円のミンティアが置いてないのか!
と、小さな別の怒りがわいて、腹の虫はおさまるどころか、
煮えくり返るほど 怒りが蒸し返してきたので、
ええいッ とヤケクソ気味で、3、4粒、口のなかに放りこんだら、
ちょっと辛かったのでした。
思えば、これで2度目、でした。
1回目は、イナカに戻ってそうそう、
まだ渋谷区民気分が色濃く残っていた2年前くらいのこと――。
わたしは農作業が早めに終わったので、
そのままトナリ町にある某ドラッグストア・チェーン店へ行きました。
目当てのモノを手にとり、レジにいき、札をだしました。
わかい店員のおネェさんが レジ操作をし、レシートと釣銭を差しだし、
わたしも手を差しだしました。
すると、(コンビニ編同様)
さも、ばっちいものには触れたくない、といった感じに
わたしの手のひらに釣銭が ちょこんと放り投げられたのでした。
ムカァー。
わたしはムカッ腹がたちました。(コンビニ編同様)
たしかに、野良着として着ていた “FINAL HOME” のブルゾンは、
畑の乾いた土が多少ついていました。
指先も多少、土がついていたでしょう。
が、なんでこんなイナカの店員に こんな扱いを受けなきゃならないのか――。
東京だったら、こんな店員クオリティの店には二度と行かなきゃ済む話ですが、
なにせイナカなもので、利便性を考えると、こんな店員クオリティの店でも
使わにゃしょーがなく、泣く泣く、というより、
仕方がないのと、少々の悔しさで、以後そのドラッグストアに行くときは、
ハンチングかぶったり、渋谷にいたときの恰好で行くことにしたのでした。
結果、それが功を奏したのか、
以来、釣銭を上からジャラリ落とされることはなくなったのです。
こうして1回目のドラッグストア編は、めでたしめでたしなので、
2回目のコンビニ編も、と思いきや、コンビニ編はちょっと事情が異なるのです。
コンビニのときは、仕事上がりの土付きスタイルではなく、
夜、プールに泳ぎにいく途中だったので、コギレイな恰好してたのでした。
なので、ファッションではリヴェンジならず! なのです。
――で、とっても、長~くなりましたが
(読んだヒトはご苦労さまです。書くほうもうまく書けずイイ加減ヤになりました)
今回のコンビニ・リヴェンジの秘策を思いついたので教示いたします。
題して 『柳に風、暖簾に腕押し』 作戦~ッ。
作戦内容はカンタンです。
要は、こっちが手のひらで受けてあげるから、つけ上がるのです。
窪みをつくって、こぼれないようにしてあげるから、
投げやりな感じに、放り投げられるのです。
ですから、まず、手を夏らしく、「うらめしや~」のユーレイの手にします。
(30代後半~40代の男性にとっては、ピグモンorガラモンの手)
で、その「うらめしや~」のユーレイの手(利き腕のみ)をひっくり返します。
つまり、ユーレイの手は甲をダラリンと前に向けていますが、
甲の方ではなく、手のひらの方を相手に向けるワケです。
その、ひっくり返した手を店員にちょいと差しだせば完了です。
注1)レジ付近にチャリン、チャリン、硬貨が鳴りひびいても
そのままの姿勢で待つのがポイントです。
店員がキチンと手の中に手渡すまでは、
仁王にでもなったように不動の姿勢をキープします。
注2)上記のような場合があるので、混雑時は避けます。
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