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眠らない街とネムリの人たち

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       上・画像は、以前、渋谷でなんとなく撮ったものですが、
       この手のバイク (ビッグスクーター) は、
       “ビクスク” または、“デカスク” って言うらしいです。

       で、この手のバイク (ビッグスクーター) は、
       爆音出すのが多く、都会ではけっこうヒンシュクものらしいです。

       爆音、騒音といえば、在京のころ、わたしは渋谷の、
       山手通りと井の頭通りの交差点のちかくに長らくすんでいたのですが、
       交通量の多い二つの通りが交わるところですから、
       そりゃあ、うるさいワケです。

       とくに、救急車の 「ぴいぽ、ぴいぽ」 音なんて昼夜問わず鳴っていました。

       でも、テレビの 『警視庁24時』 とかなんとかいう人気ドキュメント特番のように、
       眠らない大都会特有のデフォなノイズとして、わたしの耳に溶けこんでいました。

       現在、下仁田という、まぁイナカにいるワケですが、
       大都会でもないのに、けっこう、救急車が 「ぴいぽ、ぴいぽ」 とうるさく鳴っております。

       というのも、このあたり (というか都市部以外の山村) は
       後期高齢者など、年輩の方の比率が非常に多いのです。
       だから、当然、お葬式も・・。

       東京で聴こえた 「ぴいぽ、ぴいぽ」 音は、スリリングに聴こえなくもなかったですが、
       コチラで聞く 「ぴいぽ、ぴいぽ」 音は、夕暮れ時のヒグラシようにちょっとセンチメンタルに、
       またはレクイエムのように聴こえます。

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Posted in キオクのキロク

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