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このところ、時間を見つけては、山に入っています。
と言っても、「そこに山があるから」 でおなじみのクライマー的 ・ “山浪漫” からではありません。
「じゃあ何しに」 と言われれば、「写真を撮りに」 です。
と言っても、3脚ひろげて風景写真を優雅に撮る カメラ小僧、というか、カメラオヤジでもありません。
じゃあ何だ、と言われれば、コレクター魂みたいなもんです。
と言っても、わたし自身、マニアックな収集家というわけではありません。
下仁田周辺のおいしいところを切り取って集めているのです。
で、その下仁田といったら、“下仁田ねぎ” と “コンニャク”、そして “山” しかありません。
が、その3つはそれぞれブランドとして、都市部や他地域のヒトから高く評価されています。
なのに、地元のヒトや行政は、その価値に無関心というか、あまり熱心な印象を受けません。
ということで、、「ならば下仁田ファームでもっと取りあげよう」
と、 “西上州” と呼ばれる下仁田周辺の山々の写真をせっせと集めているワケです。
しかし、西上州ブランドの山々は、かわいらしい里山とちがい、
荒々しい自然むき出しの岩山が多いので、標高がそんなに高くない山でもけっこうスリリングです。
というか、わたし、高所恐怖症なので、びびりまくりながら写真を撮っています。
(眺めの良いところは、たいがい岩山のテッペンとかの木の生えていないところだからです)
おまけに、登山道など整備されてない山とかに入っていくので、山中で迷います。
すると、静まりかえっていた山の印象が、途端に、重い山の沈黙にかわり、
その沈黙に呑みこまれそうになります。
きのうは、御堂山の “じぃ と ばぁ” (ジジ岩とババ岩) の写真を撮りに出かけました。
今回は、登る前に一応ガイドブックでコースを確認したのですが、
例によって道が途中から無くなりました。
とりあえず見晴らしのいいところまで、と急斜面をよじ登ったり、崖を迂回したり、
やぶの尾根を這ったり、びびりと 息切れと 指先の痛いくらいの冷たさで ブルブルしながら、
眺望の利くところにたどり着いたら、左手に見えるはずの奇岩が 右にあったのでした。
トナリの山に登ってました・・・。
※家に戻ってから確認したら、登山口に向かう入り口から間違えていました。
画像は、そのトナリの山から撮った、御堂山の “じぃ と ばぁ”。
(モアイみたいにそびえているのがジジ岩、その左がババ岩)
HPにはまだUPしてません。きのうは、岩は岩でも “一本岩” をUPしました。
コチラから→http://www.shimonitafarm.com/fukei.htm
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