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おはようの限界~お早くないお早う

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     渋谷でアパレルやってたころ、会社の始業時間は、10時でした。
     レディース・ブランドでしたので、スタッフは女性です。
     たまに、その女性スタッフが “病院立ち寄り” とかで、午後出勤となり、
     1時ごろ、「おはようございまぁ~す」 と会社にやってきたりします。
     わたしもフツーに、「おはようございます」 と返していました。

     こちら (下仁田) に戻って農業はじめたころ、春の植えつけシーズンが苦手でした。
     洋服とちがい、作物が商品となって売り出せるまでの期間の長さに、気が遠くなったのでした。
     (栽培期間 :下仁田ねぎは約13ヶ月、こんにゃく芋は3年。くわしくは下仁田ファームHP参照)

     世間的にはウキウキ気分の春なのに、クサクサした気分で畑にむかって歩いていると、
     進行方向の畑から、女性の 「ワァキャー」 が聞こえてきました。

     見ると、近所の農家の嫁と姑が、こんにゃく芋の植えつけの前の工程である、
     “えん麦蒔き” を、笑顔で 「きゃっきゃっ」 とやっていたのでした。

     その光景は、わたしのどんより雲っていた心を、嘘のように晴れやかにしました。

     わたしは、いたく感じ入ってしまい、「おはようございまァ~す」 と、あいさつしました。
     すると、ふたりに 笑顔で 「こんにちは!」 と返されました。

     ・・・・・・9時半でした。

     もはや、お早くない、のでしょうか――。

     ※ 春に 途中まで書いてチカラ尽きたのを、書き足しました。
       もうスグ冬ですが、省エネってことで。
       画像は、アパレル時のもの。

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Posted in キオクのキロク

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