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あゝ根泣く ~撮影を撮影してみるパート2

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     きのう、ブログ(点線より上部分)を書いているとき、
     わたしの後ろ(左肩越し)には、
     TVカメラの大きなレンズが冷たく光っていました。

     わたしの部屋は、
     照明さんの仕事により、部屋全体が白く浮きあがっているようでした。

     わたしの身体には、
     音声さんによって取りつけられた集音マイクが、
     ため息ひとつ逃さないよう、潜んでいました。

     身体の大きなディレクターは、
     「時間は気にしなくていいですヨ。
     ブログ書き終わるまで、私ら、いつまでも待っていますから」
     と、気づかって云ってくれましたが、
 
     わたしが書き終わらなければ、撮影は終われないワケで、
     ということは、わたしは撮影に追われているのか?
     と、なんだか わけがわからなくなるほど、ヘロヘロに疲れていました。

     朝8時から、ほぼブッ続け、11時間以上、経っていました。
     (撮影は、わたしが一日の農作業(コンニャク芋の掘り取り作業)を終え、
      その様子をブログに綴り、UPした絵で終了、という段取りでした)

     わたしのちいさい部屋は、
     わたしを含む野郎5人が かもし出す疲労感で充満していました。

     わたしはその重い空気を吸いながら、
     なんとか早く書きあげようと、キィを打つのですが、
     “コンニャク” と打つと “婚約” になってしまうのでした。

     まぁ、“婚約” だったら、すこしはオメデタイ気分を味わえますが、
     “こんあく” とか “こんんあく” とか、
     あせればあせるほど、疲れを誘う文字になってしまいます。

     “こんなく” になったときは、
     「ああ、オレきょう、もうダメかな・・・」 と思いました。

     頭のなかに言葉が出ません。出るのは低いため息だけです。

     そんな状況で書いたのが、昨日のブログです・・・。

     ※ 画像は、蒟蒻畑の中で、土にまみれながら頑張る、
       NHK「小さな旅」番組スタッフの皆さん。

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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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