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写真は、
急斜面にあるブドウ畑から反対斜面を撮りました。
山と谷、空家まじりの人家が少々。
大根の値段と変わらない杉の木が、沈黙したまま山に重く被さっています。
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きのうは先日の、新規就農者学習会で一緒だった
K君のところへ行ってきました。
彼は、父のもとでブドウ (ピオーネ&巨峰) を栽培していて、
住んでいるところは、わが下仁田からさらに山奥の南牧村です。
南牧村といえば、
全国で老人の比率が一番高いところで有名ですが、
彼も “はじける” とか、“あふれる” などの、
若さが似合う言葉があてはまりません。
10/3 の視察研修会でも、
山村青年特有の控えめ感で、ヒッソリしていたのですが、
わたしのほうが、今週は積極的にヒトと交わっていこう!
というスローガンだったので、ちょこちょこ話かけてみたのでした。
で、帰りしな、
「あっ、一応、携帯のナンバー、聞いとこうかな」
といったら、
彼は済まなそうに 「もってないんです・・・」
というから、わたしは笑顔で、
「えっないのォ? (農業もそうだけど) 近代化して行こ~よォ」
と無邪気に云って別れました。
たとえば、
イマドキの女子高生は、『ケータイ』 無いと死んじゃう、
らしいですが、
きのう、彼の地域に訪れて、
携帯電話が使えない (電波がまともに届かない)
地域だということを知りました・・・。 (写真のところ)
◇
その “K君” と、この間の台風で床上浸水の被害を受けた
新規就農者仲間 (一度しか会ってませんが) の “I さん”
のところ (さらに山奥!) にエールを送りに行ったのでした――。
◇
I さんは、「この地区で一番若い!」 と云って笑っていましたが、
年齢は、60代前半くらいでしょうか。
わたしと同じ、“東京脱出&行ったり来たり組” で、
スエーデン大使館に出入りし、ダンスの先生もやり、
裏山の斜面にはブルーベリーやロシア料理に使う野菜など、
本人同様、変わった野菜を栽培しています。
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