写真の、この小さなグリーンの装置から、
キュキュキュキュキュ、アーァ、アーァ、
ギェ~ッギェ~ッ、ギィーイッ、ギィーイッ、
文字にするとこんな感じの音が、
のどかな風景を のどかでなくなるくらいの音量で 飛びでます。
音の矛先には、ブルーベリー狩りを楽しめるブルーベリー畑が拡がっています。
キュキュキュキュキュ、アーァ、アーァ、
ギェ~ッギェ~ッ、ギィーイッ、ギィーイッ、
は、ブルーベリーの実を食べてしまう鳥(ヒヨドリなど数種類)の
危険を知らせる鳴声・警戒音 (の録音) です。
だから、ハッキリいって、ゴキゲンな音ではありません。
ブタが豚肉にされるため、
首をちょん斬られるときの断末魔の悲鳴のような鳴声や、
明け方のカラスの鬱陶しい警戒音のような鳴声とかが、
くりかえし、ここから流れるのです。
わたしは去年、隣接している畑で作業中、これが聞こえてくるたびに、
神経を逆撫でされるような気分になり、あまりいい感じを受けませんでした。
人間のわたしでこうなのですから、当の鳥にしたら、
(毎日、仲間の悲鳴を聞くことにより) きっとノイローゼ、
というより、中枢神経あたりがどうにかなっちゃうのでは――、
と、勝手に思っていました。
◇
きのう、新規就農者学習会がありました。
今回の講師は、ブルーベリーもつくっているヒトでした。
その講師いわく、
「まったく、鳥よけの、ギャーギャー鳴く装置、買ってつけてみたんだけれども、
効くのなんて2日くらい! 奴ら (ヒヨドリなど) すぐ慣れるんだから、」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そういえば わたしも、今年の夏は、去年ほど、気にならなくなっていました・・・。
まさに、わたしのトリこし苦労?・・・、とダジャレで済ましたいところですが、
生きるのに真剣勝負の「野生」は、わたしなどが思う以上に、しぶとい、
ってことを痛感させられたのでした。
キュキュキュキュキュ、アーァ、アーァ、ギェ~ッギェ~ッ、ギィーイッ、ギィーイッ、