納涼画像シリーズ第２弾です。
前回の 『不動の滝』 は、あんまり涼しそうに撮れなかったので、
今回は、“数打ちゃあ当たるだろう” 作戦で行ってきました。
場所は、下仁田町・奥栗山渓谷です。
期待せずに行ったら、けっこうなロケーションで、
「やるじゃん、下仁田」 って感じでした。
わたしは、いわゆる “カメラ小僧” ではないのですが、
納涼画像というかぎりは、水の滴がツンツンはじけている
マイナスイオン出まくりの写真を カメラに収めたいじゃないですか、
で、ドシロウトのわたしなりに考えたのは、
渓流のなかに散らばる岩や石の上から、
なるべく水に寄って撮ってみよう、でした。
左上の写真のときでした。
沢の真ん中にある半畳ほどの湿った岩に
カエルのようにピョンと飛び乗ったら、
そこにアンパンくらいの大きさの、
土色で背中がブツブツした
先客のカエルがうずくまっていたのです。
おあっー！
思わず、声をあげてしまいました。
半畳ほどのジメジメしたスペースに
でっぷりしたカエルと、ご一緒はキツイです。
というより、キャッチャーのような姿勢で写真を撮っているときに、
カエルのやつが動きでもしたら、わたしドッキリして
沢のなかにカメラもろとも落ちてしまうでしょう。
それは困るので、手にしていた棒キレで、カエルを岩からはじき落としました。
ちゃぽーん！
と静けさを打つような 妙にいい音がひびきました。
そういったぐあいに、ちょっと肝を冷やしながら
撮った写真なので、きっと涼しいと思います。
