下北沢の古本屋で、この(重さ 1、4kg 厚さ 3、6cm、
百科事典なみの堂々たる)写真集に出くわしたとき、
思わず、「オォ!」 と声をあげてしまいました。
(まさか、こんなところで・・・という、「オォ!」 です)
わたしにとって、河井継之助 (かわい・つぐのすけ)という人物は、
アイドルのような存在ですが、
よくあるアイドルの写真集と、この河井継之助写真集とでは、
中味がぜんぜん違います。
なんと、本人 (河井継之助) の写真が、たった1枚しかないのです。
(まァ、江戸末期、つまり幕末のお侍なので、当然ちゃ当然ですが)
写真が集まって写真集なら、
写真集の “集” の字の部分は、どうなっているかというと、
これが継之助ゆかりの地の写真が満載なワケです。
ゆかりの地といっても、ほとんどが跡地、つまり現在 (といっても昭和のとき)
の写真 (モノクロ) なので、なんというか、あんまりピンときません。
また、お婆さんとなった継之助の妹さん家族の写真とか、
お爺さんとなっている継之助の甥子さんの家族の写真とか多数あるのですが、
なんだか知らない家庭の古いアルバムを見ているようで、やっぱりピンときません。
とはいえ、出会ってしまった以上、買わなければならないのが ファン心理ってやつです。
きょうは、わたしの敬慕する 『河井継之助』 の命日です。
R.I.P.