去年、もっともよく聴いたCDが、
『パビリオン山椒魚』 と 『大停電の夜に』 でした。
どちらも、映画のサウンドトラックで、
どちらも音楽を、菊地成孔氏がやっています。
彼の作りだす音は、安いインスタント家具のような音楽ではないので、
飽きっぽいわたしの耳にも、ロングランでした。
そんな関係で、半年くらい前、『大停電の夜に』 を観たのでした。
その日の日記をリユーズして、そのまま記すと、
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きのう晩、『大停電の夜に』を観る。いかにもなドラマ的エピソードがてんこもり。
おいしいとこだけスタイリッシュに決めてみましたッ、って感じのCM風映画。
ティーン娘の乳癌、熟年夫婦のもつれ、不倫×3、左遷等、今風な味つけが随所に
あさく入っているから、ひらきなおってファンタジィというのも中途半端。
菊地成孔の音を絵つきであじわうためにDVDを借りたが、ライティング以外観る
ものなし。/きょう夜。一箱、400円袋4袋くらい、蒟蒻10K、白菜10個くらい、
ブロッコリ10個くらい。
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で、きょう、『パビリオン山椒魚』 を観ました。
これまた、スタイリッシュな映像で、やんちゃに とっ散らかったような映画でした。
(音楽や映画のレビュウで、あんまり残念なものはどうかと思うのですが、シモニタに
引っこんでから、とんと映画を観なくなったので、観たときくらいは・・・ってことで)
なんですかね~、話の設定もわるくないし、今風な不思議コメディなんですけど、
いま一歩のとこで、クスリ(笑い)とならないんですよねぇ。
オダジョー(って省略するらしいですね。小田原城かと思いました)で今風コメディだと、
つい『時効警察』系、クスリ&ニヤリ(笑)を求めてしまうんですが――。
(ついでにいうと、主演は、オダジョーっていうより、香椎由宇って感じでした)
残念感はこれくらいにして、よかった! とこを挙げると、
カニのシーンとサラマンドル・きんじろう君のあぶくのシーンですかね。
あっ、あと、音楽がとってもよかったです。(当たり前ですが・・・)