グルメ・リポートその2、というより、ご当地ラーメン・シリーズ第2弾.
前回、炭ラーメンでとりあげた南牧村(なんもくむら)もそうですが、
今回の上野村も、山深いというか 山しかないというか、
名も無い山がけっこうの存在感で迫っています。
猪豚ラーメンは、上野村 『道の駅』 内の “琴平活用センター”
という食堂のような店にあります。
なので、店の面構えから受ける、胸躍るようなワクワク感はゼロです。
もっといえば、たべるまえから、サプライズはないな、と想像できてしまう雰囲気があります。
で、ポイントは2つのみ――。
――その1、猪豚チャーシュー。
店内の資料には、「ぼくがイノブタです。よろしくネ!」と
わりとリアルなイラストで、さして可愛らしくはないイノブタ君が挨拶しています。
( イノブタ君の右には、父が、「 わたしがお父さんのイノシシです 」、
左では母が、「 わたしがお母さんのブタです 」と挨拶しています ) ↑写真参照
自分のなかにある知識をほじくると、たしかイノシシの肉は硬くて喰えない、
とキオクしていました。
イノブタ君は、イラストを見る限り、お父さん似です。
しかし、食べた食感は、お母さん似でした・・・。
味のほうは、イノシシの父親とブタの母親のハーフという以外、
とくにどうのこうのはないです。
なにか目黒のラーメン二郎の焼き豚に似ている感じがしたくらいです。
――その2、十石味噌。
山以外で、上野村っていったら 『 十石味噌 』 です。
メニューの猪豚ラーメンには “ 醤油 ” と “ 味噌 ” がありましたので、
店員のおばさんに、「この味噌って、十石味噌を使ってるんですか?」
と尋ねたところ、そうだ、というので、わたしは「じゃあ、それで――」。
みそラーメンの味噌といえば、たいがい甘めなテイストです。
ところが、ここのは味噌汁のように味噌の風味がしっかり出ていました。
( 大人になって、薄味にシフトしているわたしには、しょっぱかったですけど・・・)
――その他。
麺はふつうの中太麺。
具は、猪豚チャーシューのほか、モヤシ・メンマ・青菜・ネギ。
以上、リポート終了。
あっ、空気は美味かったです。
上野村・猪豚ラーメン(味噌)¥750
琴平活用センター 0274-59-2665