ずぅーと昔の20代前半、ファッション小物のメーカーに居たとき、
そこのデザイナーのコに、
「本屋でみつけて、好きそうかな、と思って」
と手渡された本(雑誌)が『夜想(やそう)』という本でした。
わたしはパラリ、ページをめくりながら、
〈ああオレって、こんなにもダークサイドなイメージだったんだ・・・〉
と暗くなったキオクがあります。
すこし前、テレビで、セカンド・ライフを田舎で送っているオジサンが
「野草がねぇ~、かわいいんですよぉ~」と画面のなかでハシャイでいました。
田舎に住んでいると、たしかにヒトよりも花のほうが目立つ感じがします。
見方を変えれば、ビビッドな色の服を着れば、花じゃあないんだから、となります。
で、このあいだ、遠くの畑にいく車中で、フト思いました。
よく芸能人とかで、「食べられる野草」の話をするヒトがいますが、
野草は「やそう」だから、食べられる、ということに気がつきました。
「やそう」ったら、薬草みたいで、なにか体に、よさそう→よさぁそう→やそう。
ところが日本語ってやつは、一個の漢字で2つも3つも読み方があるわけで、
野草を「のぐさ」と読んだら、もう“食べられる”というより、
アウトドアな排便のイメージ浮かんで、食べたくなくなるでしょう。
たとえ「ぐ」を濁らせないで「く」に変えたところで、(ちなみに、「のくさ」)
関西方面のヒトに思いっきり、「くっさ~」ってつっ込まれるのがオチです。
野草は「やそう」でよかった、
そんなことを思いながら、畑にむかいました。
※写真はブルーベリーの花
もうちょっとだけ、ホームペイジ・オープン記念にアドレス貼っときます。
是非、ご覧ください。
http://www.shimonitafarm.com